Kenji Arisawa E-mail: arisawa@aichi-u.ac.jp Aichi University Kurozasa 370, Miyoshi-cho Aichi, Japan
ファイルシステムの管理
2001/06/10
df
コマンドを発行すればよい。
PLan9 にはこれに相当するコマンドは無いが、以下のようにして知る事ができる。
kfsファイルシステムでは disk/kfscmd check
を使用する。(このコマンドは管理者だけが発行できる。check には時間がかかるのが難点である。)
以下は筆者の認証サーバのディスク(6GB, sdC0)の例である。
cpu% disk/kfscmd check checking file system: main check free list lo = 253096; hi = 1481947 31684 files 1481947 blocks in the file system 254345 used blocks 1227602 free blocks 78574 maximum qid pathこのシステムでは4KBを1ブロックとしてフォーマットされた。従って
1227602*4 KB = 4910408 KBが残っていることが分かる。 ブロックサイズの情報は表示されないのでどこかにメモを採って置くか、あるいは
cpu% ls -l '#S/sdC0' --rw-r----- S 0 bootes bootes 10486784 Sep 10 2000 #S/sdC0/9fat --rw-r----- S 0 bootes bootes 0 Sep 10 2000 #S/sdC0/ctl --rw-r----- S 0 bootes bootes 8455200768 Sep 10 2000 #S/sdC0/data --rw-r----- S 0 bootes bootes 1077479424 Sep 10 2000 #S/sdC0/dos --rw-r----- S 0 bootes bootes 6070062592 Sep 10 2000 #S/sdC0/fs --rw-r----- S 0 bootes bootes 512 Sep 10 2000 #S/sdC0/nvram --rw-r----- S 0 bootes bootes 6152509440 Sep 10 2000 #S/sdC0/plan9 -lrw------- S 0 bootes bootes 0 Sep 10 2000 #S/sdC0/raw --rw-r----- S 0 bootes bootes 71959552 Sep 10 2000 #S/sdC0/swapによって
sdC0/fs
のサイズから計算する。
ftp で incoming を許している場合には、誰かがいたずらで巨大なファイルを放り込むかもしれない。これが心配なら対策を立てる必要がある。特に WORM をベースとして運用している場合には WORM を消費していく(その消費は取り消せない)ので重大である。 noneのファイルは基本的には一時ファイルなので専用のファイルシステムでなら main ではなく、other に割り当てるべきであろう。(あるいは他のもっと相応しい名前を付けてもよい。) kfs を使用するなら、none 専用の fs (例えば /dev/sdC0/none。自由に作れるのだから...) を割り当てるのがよいであろう。