Kenji Arisawa
E-mail: arisawa@aichi-u.ac.jp
Aichi University
Kurozasa 370, Miyoshi-cho
Aichi, Japan
http://ar.aichi-u.ac.jp
http://plan9.aichi-u.ac.jp

2001/05/28 改訂

FSCONFIG

Pseudo-WORM

筆者が現在使用しているファイルシステムを解説する。
このシステムの構成は以下の通りである。
cpu: P3/Xeon/866MHz
MB: AOpen MX3S
memory: 256MB DIMM
NIC: 3C905B (EA=00104bc7beb1)
SCSI#0: Tekram DC390F(SYM53C875)
SCSI#0 HD: Quantum Atlas (scsi3, 8GB)
IDE#0 HD: Seagate ST340823A( 40GB)
注: MX3S には NIC として intel 82557 が内蔵されているが、どうしたわけか 認識されなかった(不良 MB?)。交換が面倒なので余っていた 905B を使用した。
追記: 店員は82557だと言っていたのですが、MX3S のマニュアルを読むと、 Intel 82562 と書いてありますね。(ボードのケースには VIA PHY て書いてあった)

この下で SCSI をキャッシュに、 IDE を WORM の代わりに使用している。現在の様に IDE の容量が大きくなり、そして安くなると本物の WORM を使用するのは馬鹿ばかしくなる。
ベル研の fs カーネルのままでは IDE を使用できない。IDE を使用できるようにしたパッチは筆者の ftp サーバ(plan9.aichi-u.ac.jp)にも置かれている。

FSCONFIG は

        service 9fs
        ip 202.250.160.120
        ipgw 202.250.160.254
        ipmask 255.255.255.0
        ipauth 202.250.160.71
        config h0
        filsys main cw0fh0
        filsys dump o
である。ここに 9fs はファイルサーバの名称、ip は 9fs のアドレスである。

筆者はファイルサーバの構築が遅れた。原因は、筆者の既存のシステムの多くが AMD 製品であり、ファイルサーバのカーネルが Pentium しかサポートしていなかった事、および、筆者がファイルサーバ用に購入した

	MB: ASUS CUV4X-M
	CPU: intel Xeon/667
	scsi: SYM83C895
	ether: intel 82559
	sd00: IBM DNES-309170WSAH0 
の組み合わせがファイルサーバとしては動作せず、結局このりシステムを CPU サーバに変更して、KFS ベースの CPU サーバとしてそのまま放置してしまった事にある。(そしてお金も暇も無かった...)

第三版の KFS ファイルシステムは第二版のそれに比べて充分に実用的になっているが、専用のファイルシステムの魅力は何と言ってもバックアップシステムである。KFS ベースで運用していたが、結局は dumpfs の魅力に負けて専用のファイルシステムをまた構築した次第である。