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2009/06/10
この二つはとても良く似ている。共に CPU として C7、メモリーは DDR2 400/533 DIMM ソケットを一つ持ち max 1GB である。使っているチップセットも同じであり、ボード上のチップやコネクターの配置も基本的に同じである。
違いは VB7001G の方が 1.5GHz でファンを付けているのに対して、LN10000EG はファンレスである。また VB7001G は幾つかのオンボードコネクターを省いており、値段が安い。
共にボードには FD コネクターが着いていない。まあ、もう FD を使わない時代だからね注1。
どうした訳か VB7001G の方には Installation Guide が入っていなかった。この場合に一番問題になるのは、マザーボードとケースを接続するコネクターとピンの配置が分からないことである。このコネクターとピンの配置は LN10000EG と同じはずなので、僕の場合にはそれで事なきを得たが、大抵の人は困るだろうな。
と言う訳で、他から採って来たものを載せておく。
この図はまだ不親切で、LN10000EG の Installation Guide では
なお、なおこの図は VIA のホームペジに置かれているユーザーズマニュアルから切り取ったもので、このマニュアルは非常に役に立つ。
VB7001G のファン音は想像していたより静かである。そして十分よく冷えている。しかし LN10000EG の放熱版はは想像していたより熱い注2。サーバーとして使う場合には冷却が欲しい気分になる。
僕は共に DDR2/533 500MB のメモリーを載せた。DDR2/533 は高いね。500MB で 5000円だもの注3。
僕は VIA の mini-ITX を Plan 9 の新しいシステムの CPU サーバーおよび端末として運用する予定である。もっとも VIA の mini-ATX は単体としては僕の CPU サーバーとしては力不足なので、今回は複数の CPU サーバーを使って処理させるつもりである。従って mini-ITX を選ぶにあたりPlan 9 との相性をチェックしている。僕が購入したボードは Plan 9 との相性は良い。
従って、研究室の Plan 9 端末として使う場合には HDD も FDD も不要でメモリーを載せるだけで OK である。
さらにサーバーとして欲しい機能は停電の後に電源が回復したら自動的にコンピュータが動き出す機能である。昔のパソコンの電源スイッチはハードスイッチなので、どれもそのようになっていたのだが、最近のはソフトスイッチになっているので、停電のあとに再スタートさせるには手でスイッチを入れなくてはならないものがある。サーバーとしてはこれは困りもので、BIOS の設定で昔のような使い方ができるものが欲しいのである。今回の VIA のマザーボードは OK である。
MAC アドレスは LAN コネクターの上に張られている。僕の VB7001G の MAC アドレスは
004063f1eb7cだ。
ip=202.250.160.73 ether=004063f1eb7c sys=al dom=al.aichi-u.ac.jp bootf=/386/9pxeload proto=il auth=hera fs=herahera は僕の認証サーバ兼ファイルサーバの名前である。
/386/9pxeloadを設定する事が大切である。なお il プロトコルは最新のカーネルの配布版では廃止されているので
proto=tcpにすべきであろう。
004063f1eb7cを作る。(この16進数は MAC アドレスである。) その内容は
*nomp=1 bootfile=ether0!hera!/386/9pc ether0=type=vt6102 monitor=vesa vgasize=1280x1024x16 mouseport=ps2intellimouse sysname=al hwaccel=on ipconfig=local fs=202.250.160.71 auth=202.250.160.71ここに 202.250.160.71 は hera の IP である。また ipconfig は僕が昔から勝手に使用している環境変数であり、普通は他の方法を使う。
VESA の vegasize はどのようなものが可能かはハードウェア毎に異なる。
aux/vga -m vesa -pを実行してみれば可能なパラメータの一覧が得られる。VESA モードはちょっともっさりしているが、僕にとっては許容範囲である。
LN10000EG や VB7001G の PXE Boot の問題を VIA に報告し、対処の方法を教えてもらおうと思ったが、どうやら直接的な窓口はないらしい。僕が見つけた唯一の窓口は "TKArena Forum" だ。ここではユーザー同士がコミュニケーションを行っている。しようがないから、このフォーラムに加入し、問題点を報告し、対処の仕方を求めた。
http://www.tkarena.com/forums/via-epia-mini-itx-nano-itx-pico-itx-arena/36053-pxe-boot.html
昨日ようやくユーザーからのレスポンズがあった。どうやら元の状態に戻すノウハウがあるらしい。
どやら SATA は問題を抱えているらしい。不安定なのだ。僕の経験では HDD を 2 個接続した場合に SATA に接続した HDD が問題を引き起こす。I/O エラーを起こす(HDD へのアクセスが出来なくなる)のだ。NG になる規則は次の表の通りだ。
接続形態 | 結果 |
---|---|
SATA x 2 | NG |
SATA x 1 + IDE x 1 | NG |
IDE x 2 | OK |
N-queen 問題注1の処理時間を測定してみた。N=17 では 319 秒を要した。この値は 1.5GHz の CPU としては遅い。以下に他の CPU と比較した値を示す。
CPU name (clock) | Elapsed time |
---|---|
C7 (1.5GHz) | 319 |
P4-Xeon (2.4GHz) | 109 |
Athlon (1.8GHz) | 121 |
VIA では mini-ITX 用の様々な電源も売っている。
http://www.mini-box.com/site/index.html