Remoty とは Web ブラウザを通じてサーバー上のテキストファイルを編集するツールである。 もちろん Web ページの作成を目的としている。HTML ファイルなどの編集結果が直ちに確認できるので、効率良く Web ページを作成できる。
さらに画像などのファイルは、ドラッグ・アンド・ドロップでアップロードできる。
従って Remoty を使えば ssh や ftp を使う必要がない。
CGI ファイルの場合にはプログラム自体がサーバとの関わりが強いために、サーバー上で直接的にファイルを編集できる Remoty は特に威力を発揮する。
さて現在の Remoty の機能は以下の通りである。
テキストファイルの編集、画像ファイルのビューア、ディレクトリの編集、ファイルのアップロードなど通常に見られる他のリモートファイル管理システムの機能の他、ブラウザからコマンドが実行できる。
図1. Remoty の編集画面
画面の右上の「more」をクリックすると、次のメニューが現れる。
図2. Remoty の more メニュー
なお、インデントサイズの欄(図では 2 となっている)を空白にすると、タブを指定したことになる。
図3. Remoty のファイル管理画面
directory メニューの中には以下の項目が含まれる。
図4. Remoty の Drag&Drop
図5. Remoty のコマンド実行画面
また ptt とのインターフェースを備えており、Web ページを楽に作成できる。HTML で直接 Web ページを作るのは苦痛である。HTML は僕にとっては必要以上に強力で、マシン語でプログラムを組む状況を想起する。現在では誰でも高水準言語でプログラムを書いているように、もっと扱いやすい形式で Web ページを書きたい。ptt は Web ページの世界の高水準言語である。
現在の所は Remoty はまだ荒削りで、他の類似製品程の見栄えはしない。しかしコマンドが実行できる事は極めてありがたく、あれもこれもとメニューを追加する必要がないので、至ってシンプルに(そして素人目にはシンプル過ぎる程に)画面構成ができる。
http://p9.nyx.link/netlib/webappls/
Remoty をインストールして handler に次の1行を加える。
もちろん Remoty へのアクセスはパスワードで保護しておく必要がある。
/remoty/* - + /bin/remoty /doc
ここに "ptt" は HTML ビルダーであり、Lua-5.2 で書かれている。
多くの依存性を持ち、インストレーションが煩わしいので netget
コマンドが準備されている。これを使うと
netget -i remoty
http:/netlib/netget/
に置かれている。
Remoty は "miniajax1.js" を使っている。これは
http://p9.nyx.link/lib/miniajax1.js
すべての実行ファイルは http space の /bin
に見える必要がある。
また miniajax1.js
は /doc/lib/
の中に見える必要がある。
筆者のケースでは:
remoty
, formparse
, hfmt
, urldecode
cpdir
, ptt
, rit
http://ar.nyx.link/remoty/
Remoty は編集ツールなので、すべてのブラウザで均一に問題なく動作する必要はないことに留意しておこう。
現在までに知られている問題点をまとめる。
この現象は Safari と Opera で時々発生する。キャッシュが関係しているらしい。
対策
この現象は、Chrome で確認されている。
Chrome が行うキャッシュと関係しているらしい。
キャッシュを空にすると解決する。
Puffin はファイルアップロード/ダウンロードができる
写真の他、Dropbox のファイルもOK